2015年6月 のアーカイブ

退職後の傷病手当金

2015年6月26日 金曜日

27.6.14 002

   前回ご紹介しましたように、思いがけない病気やケガで、長期療養が必要となった場合には、条件を満たせば傷病手当金を受けることができます。

  もちろん、療養後に職場復帰することが理想ですね。

 

  しかし、やむを得ない事情により退職し、療養生活を続ける可能性もあります。

  実はそんな時にも、傷病手当金がひきつづき受給できる場合があります。

  

    以下の条件を全て満たしている場合には、退職後も傷病手当金を受給することができますので、是非ご活用ください。

  1. 健康保険に加入している期間が、退職日までに継続して1年以上あること。
  2. 退職日の翌日の時点で、傷病手当金を受けているか、または受けられる条件を満たしていること。(受けられる条件については、前回の記事をご参考下さい。)

 特に気を付けて頂きたいのは、退職日に出勤したときは、継続給付を受ける条件を満たさないため、退職日の翌日以降の傷病手当金は受けられなくなるということです。

 

 その他ご注意いただきたい点として、退職後に傷病手当金を受けている場合には、失業給付金は受給できません。傷病手当金を受けているということは、労務不能な状態だからです。

 ハローワークで失業給付金の受給期間の延長(最長4年間)の手続きをし、その後、労務可能な状態になってから、失業給付を受けるようになさってください。

 

 また、退職後に傷病手当金を受けている方が、老齢退職年金給付を受けられる時は、傷病手当金は支給されません。 
 ただし、年金額の360分の1が傷病手当金の日額より低ければ、差額が支給されます。

 

 このように、傷病手当金は在職中に限らず、退職後も生活を保障してくれる制度です。

 上手に活用してくださいね。

                 職 員

長期療養中となった場合に・・・

2015年6月5日 金曜日

27.6 012

 

 健康でいられるのは、本当に幸せなことだと思います。しかし、従業員が突然の病気や怪我で、長期療養となることもあるかもしれません。

 会社としては、元気になって復帰してくれることを願うと同時に、心配にもなるでしょう。

 

 そんな時は、傷病手当金について伝えてみてはいかがでしょうか?従業員の中には、この制度について全く知らない方も多く、手続きをしないままの方もいます。

きちんと伝えることで、安心して療養でき、会社に対する信頼感も生まれると思います。

 

 傷病手当金は健康保険の被保険者が以下の要件に当てはまる場合に受けられます。

  1. 療養中であること。自宅での療養も含まれます。
  2. 就労できない状態になっていること。
      「労務不能」との医師の証明が必要です。
  3. 就労できなくなってから連続3日を経過し、4日以上休んでいること。

 

 支給額は、標準報酬日額の3分の2に相当する金額になります。支給期間は最長で1年6カ月です。

傷病手当金を受けている場合でも、毎月支払う保険料の負担は免除されないので注意して下さいね。

 

 傷病手当金は療養中の生活保障のための制度です。

なるべく利用しないで済むように、普段から健康管理も大切にしていけるといいですね。

                                   職員

27.6 004

 

 

 ヒペリカムが赤く色づく季節です。

6月です。算定基礎届の準備が始まります。

2015年6月1日 月曜日

26.5.24 009

 

 給与明細を見ていると、こんなに保険料が差し引かれている…どのように決められているのかなと思ったことはありませんか?

 

 実際の報酬の金額に応じて、健康保険は1~47級、厚生年金保険は1~30級の区分に分かれています。

この区分を標準報酬月額と言って、これに応じた保険料が給与から差し引かれているのです。

 実際の報酬といっても、毎月保険料が変わるとすれば手間ですよね。

 そこで事業主は、毎年4~6月の報酬をもとに作成した「算定基礎届」を保険者等に提出するのです。

 

 報酬には基本給の他に、残業手当、通勤手当等も含まれます。年3回以下支給の賞与や退職金、慶弔費などは報酬に含まれないのでご注意下さい。その他、細かいルールがいろいろとございます。

 算定基礎届の対象となるのは、7月1日現在の全被保険者です。ただし、7月1日以降入社の人は対象外です。

 算定基礎届は7月1日~10日に提出する必要がありますのでご注意ください。

 ご不明な点がありましたら、どうぞお気軽にご相談下さい。

 

                          職 員